うつ病治療中の患者様と、その家族が共倒れをしてしまわないために
うつ病治療中の患者様と、支える家族とは
うつ病の治療期間は個人差がありますが長期にわたる方もみえます。うつ病とは、日々症状が変動する病気であるために、毎日の変化だけではなく、その日の時間帯や状況に応じて変動を遂げやすい症状であるという点には注目です。
このような変動ある、症状のために本人だけではなく、ご家族の方達への心理的負担も大きくなってしまい、本人の体調が変動したり、その対応に疲れ切ってしまい、ご家族までも疲労が大きくなってしまう事もある場合があります。
また、そのような状況下で家族も慌ててしまったりしてしまわないためにも、うつ病の病気を良く知り、上手に付き合うコツを見つけることも大切かもしれません。うつ病は、「常に変動しながらも少しづつ良くなりうる病気である事」、「日々の変動はあるができている事や調子が悪い時もある」「時には待ってみることも大切であるなど」といった考えも重要です。
うつ病の患者様は体調不良から極端な考え方を持ってしまうことがあります
更に、うつ病の患者様は、辛い症状が続く為に、時として極端な考え方や発言をして周囲を困らせてしまう事もあります。その際には、周囲の人たちはそのような考えに大きく巻き込まれてしまうのではなく、うつ病の患者様の想いに耳を傾け、そう考えてしまう体調や心理に一定の理解を示し、一方で患者様の良い点をちゃんと指摘してあげることは、本人にとっても心強いサポートになります。
うつ病で悩まれる方たちは、年々増えているといわれております
特に、会社や家庭での人間関係が複雑になっている方たちだけではなく、仕事や家庭での価値観の相違などが大きくなりつつあります。
そのような価値観や人間関係が複雑化する中で、他者だけではなく家族も同様に良好なコミュニケーションをとることが困難となる場合がございます。
そのような場合には、うつ病患者様に対する薬物治療だけではなく、本人のつらい症状のコントロールや、その結果として病気にとらわれすぎない家族間の関係を構築することがとても大切です。
ひだまりこころクリニック栄院は、名古屋市栄の心療内科・精神科・メンタルクリニックです
野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など