クリニックブログ

2019.10.182021.03.31

うつ病治療中、ご家族の対応について

うつ病で悩まれている方のご家族の方へ

うつ病の方へは励ましてはいけない」などといったことは良く耳にされているかもしれません。うつ病の症状が強く出やすい急性期では、うつ病で悩まれている方は、「どのような順番で何をやればいいのか分からない」「何を置いておいて、どう過ごしたら良いのか分からない」といったことが適切に判断ができない程に、「頭が真っ白になってしまっている」、「考えても考えても答えが分からず混乱している」状態になっていることがあります。

うつ病の症状が特に強い時には、思考の制止や、焦燥(焦ってしまう事)などの症状が強く出てしまうために、頭の中がパニックになったり、考えようとしても頭がいっぱいいっぱいで考えられなくなったりなどの状況になってしまいます。

そのような状況で、「強い励ましが、頑張っているのに頑張り切れない、本人にとっては負担になり」良かれと思っていた家族の行動が余計に、自己嫌悪や、自信を喪失してしまい、不安症状や抑うつ症状が強くなってしまう事もあるのです。

うつ病で悩まれている方へは、「励ましてもいけない」、「放っておいてもいけない」ではどうしたらよいの?

うつ病で悩まれている方が近くにいらっしゃる場合には、取り組まなくてはいけない事の優先順番をつけてあげたり、ひとまず何をしたら良いのかを一緒に考えてあげることが重要です。その上で、「取り組もうとしている事」、「一緒に考えたりすること」さらには、「一つずつではあるが、取り組んでいる事」に対してねぎらいの言葉や評価をしっかりと伝えてあげてください。

患者様本人も、そのように評価してもらえること、一緒で取り組むことを確認しながら支えてくれる人がいるということは、非常に安心できる環境となります。そのような中で、一つ一つの「できた」、「できる」を重ねることにより、自分の中での自信がついてきて、不安や抑うつ症状の軽減につながります。

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時として、本人の頑張りに不安を感じた時には、「一息入れること」をお勧めいたします

ご家族だからこそ、本人がとても調子が悪い状況や、うつ病で体調がすぐれない時、体力がない時も気がつきやすいです。そのような時、本人がなかなか気づかずに「頑張ろう」と無理をしすぎてしまう事があります。

そのような時には、無理の結果、逆に疲れ切ってしまいすぎてしまったりなど、うつ病を悪化させてしまう事もあるので、疲れてしまったとき、体調が悪い時こそ、「休んでしっかりと体調を整えることもうつ病の治療には重要だよ」とアドバイスを周りからかけてあげることもとても大切なのです。

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