クリニックブログ

2019.10.252024.03.30

心療内科で処方されるお薬の種類と効果について

心療内科で診療される疾患や症状によっては、必要であればお薬などの処方も提案されることもあるかもしれません

ここでは心療内科で良く処方されるお薬について、ご説明しております。

心療内科 ひだまりこころクリニック栄院

心療内科で良く処方されるお薬について

抗うつ薬

抗うつ薬は、うつ病の治療薬だけではなく、パニック障害や不安障害や強迫性障害、時には大人の発達障害に合併したうつ病などで処方されることがあります。

最近は副作用の少なく、依存もあまり指摘されていない、SSRIといった抗うつ薬も出てきており、うつ病の標準治療薬として処方されることも非常に多いです。

特にうつ病で症状が回復しても、抗うつ薬をある一定の期間継続することが再発予防としても重要であると言われています。
再発をしないように減薬を図るなど、医師と相談しながら通院・調整が必要なお薬です。

抗うつ薬などの薬物治療なら心療内科・メンタルクリニックまで

抗不安薬

抗うつ薬と併用して処方される場合も多いお薬として、抗不安薬があります。
パニック発作など強い不安や緊張に対する対処療法薬として使用されることもあります。

依存性や耐性などの影響も考慮して、SSRIなどの抗うつ薬の効果が出てくるまで抗うつ薬と併用したり、発作を緩和するお薬として処方をしたりすることがあります。

症状に応じて減量をする場合には、医師と相談しながら調整が必要なお薬です。

睡眠薬

入眠困難・中途覚醒などの不眠症の症状を整えるお薬です。お薬の種類によっては効果が出る時間や、長さも異なることがあるので、医師と相談しながらお薬の調整や変更などの確認が必要です。

睡眠薬の相談なら心療内科やメンタルクリニックへ

抗精神病薬

双極性障害や躁うつ病に処方されるお薬です。気分のムラを整えたり、落ち込みの症状を整えたりするお薬です。内服初期には、眠気やだるさを伴うことがあるので、医師と相談しながら開始・調整が重要なお薬です。

漢方薬

心身の状態を安定させるために、漢方薬を処方することがあります。イライラや抑うつ、不安だけではなく、月経前症候群(PMS)などに対する効果を目的として処方されることがあります。

漢方薬には多くの種類がありますので、体調にあった漢方薬を医師と相談しながら見つけていく事も重要です。

漢方薬の治療も心療内科ひだまりこころクリニック栄院へ

薬の効き目と時間について

お薬によっては、効果が表れるのに時間がかかるお薬もございます。
SSRIなどの抗うつ薬や漢方薬は2週間程度効果が得られるのにかかる方もみえるので、途中でやめてしまったりする前に、医師と相談しながら継続や中止を判断してもらうことが望ましいです。

副作用について

眠気や口渇、めまい、立ちくらみ、便秘・下痢、高血糖、依存などの副作用がお薬によっては出現してしまう事があります。時間と共に落ち着く副作用も多いのですが、副作用かな?と、受診時の症状と異なる症状が出現してお困りの方は、早めに医師に相談してみましょう

副作用でお困りの方は心療内科までご相談ください

処方されるお薬を、もっと理解するために

通院を経ながら、辛い症状やその後の経過について医師に報告をしたり、アドバイスを受けながら治療を継続することが望ましいです。うつ症状が回復しても、再発予防目的として一定期間内服が望ましいとされているお薬もございますので、適宜医師と相談していただくことをお勧めいたします。

心療内科ひだまりこころクリニックへお薬も相談ください

ひだまりこころクリニック栄院

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野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など