うつ病でお悩みの女性の方へ
女性のうつ病について
いま、女性の方が、男性の2倍にうつ病にかかるといわれております。また、男女合わせても、8~10人のうち1人が一生のうちにうつ病にかかるといわれており、もはや女性のうつ病とはまれな病気ではありません。
生活環境の変化やライフイベント、更には体調の変化に関連して、女性のうつ病は発症しやすいと言われております。
いま、女性の方が、男性の2倍にうつ病にかかるといわれております。また、男女合わせても、8~10人のうち1人が一生のうちにうつ病にかかるといわれており、もはや女性のうつ病とはまれな病気ではありません。
生活環境の変化やライフイベント、更には体調の変化に関連して、女性のうつ病は発症しやすいと言われております。
女性ホルモンの変動は月経周期だけではなく、年齢を通しても変動が大きいのです。
また、近年は女性の社会進出や共働きの傾向も強くなりました。しかし、その一方で育児や家庭の役割分担が、パートナーと不十分な環境で、上手くいかずに悩んだり苦労したりしている女性は非常に多いと考えられます。
女性ホルモンの影響だけではなく、生活環境や社会環境の変化が多様化した時代の中で、苦悩やストレスを抱える女性たちが増えていることが注目されております。
従来は、月経前症候群(PMS)や産後うつ病、更年期うつ病が指摘されていましたが、それに加えて、ライフスタイルや働き方改革、子育てや家事など、価値観や取り組みの多様化に伴った「女性のうつ病」で悩まれる人の影響は大きいと考えられています。
人間関係はもちろんの事、会社・家庭での役割など、すべてを上手に振舞う事は時として困難を極めます。
そのような状況を乗り越えようとすることは、「誰にだって相当な苦労」ですし、「困難に直面して挫折をしてしまう」こともあります。
”頑張らなきゃ”、”うまくできないのは私のせい”などと、無理をして頑張りすぎたり、振舞ってしまう事が多い方はいらっしゃいませんか?
自分がすり減っていることに気がつかずに、体調を崩してしまっている方は「女性のうつ病」かもしれません。お気軽にご相談くださいませ
1思う様に体が動かず、日中ふさぎ込んでしまう
うつ病の為に倦怠感や抑うつが強くなってしまうと、朝起きれなくなったり横になっていないと”しんどい”、”辛い”といった症状が毎日ずっと継続してしまいます
2家事や仕事ができなくなる
家事や仕事が進まなかったり、集中力が欠けてしまい、ミスをしやすくなってしまいます
3誰も分かってくれないと悲観的になってしまう
辛いのに分かってもらえないと悲観的になってしまうだけではなく、周囲に対しても閉鎖的になってしまうことも
4自分ができないからと、否定的な考えが大きくなってしまう
体調が悪かったり、上手くいかないのは”自分が悪いから”だとずっと責めてしまう
特に女性は、体のホルモンバランスの変化が起きる月経といった身体的な変化だけではなく、妊娠・出産や閉経・更年期などの大きな身体的な変化も伴うようなタイミングがある点が特徴です。
さらに、その身体的な変化と合わせて、結婚や育児、子供の独立といったイベントの変化が重なるために、心身のバランスを崩して、うつ病や気分障害といった疾患にかかりやすいと考えられます。
「月経前症候群(PMS)」
特に月経のタイミングやホルモンバランスに応じて、「月経前症候群:PMS」と言われる、落ち込みやイライラな気持ちといった、気分症状を呈します。
「産後うつ病」
また、妊娠・出産に伴う体の変化やホルモンの影響で、育児による体力の低下があるにもかかわらず、子育てという重大なイベントが重なってしまうために「産後うつ病」にかかりやすくなります。
「更年期うつ病」
閉経や更年期のタイミングで、子供の巣立ちや、家庭環境の変化や心配等の影響でなりやすい疾患であると考えられています。
いずれもホルモンバランスや体調や体力など、女性特有の体の変化に合わせて、周囲の環境変化が伴う事により、よりうつ病が誘発されやすくなったり、うつ症状が強く出て、日常生活や社会生活に大きく影響を及ぼしてしまうことになるのです。
ライフスタイルや働き方改革、子育てや家事など、価値観や取り組みは多様性が出てきているのです。そのような状況下で悩んだり苦労する事も増えてきてしまっていることが大きいとされております
特に、昨今は女性の社会進出に伴い、女性個人のライフスタイルは複雑化し、また仕事や家庭に対する価値観もさらに多様化しました。そのことが意味することは、人間関係の更なる複雑化が多くのストレスをもたらしやすい環境となっているのです。
そのために、上記の「月経前症候群:PMS」や「産後うつ病」、「更年期うつ病」等の女性特有のうつ病に加えて、女性の「うつ病」を発症しやすい状況や理由は現代社会では沢山増えてしまったと考えられます。
うつ病になりやすい内面的傾向としても、周囲に対して気をよく使う人や、責任感が強い人、完璧主義であったり、自分を出さずに相手を立てたり、自分の意見があまり言えない人、また外交的ではなく内向的等の特徴も挙げられます。
女性のうつ病かもとお悩みではありませんか?我慢しすぎず、心療内科・メンタルクリニック・精神科までご相談下さいませ。女性のうつ病の診断・治療も行う、当院は複数名の女性医師も在籍をしております。
野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
特に、女性のうつ病の治療は、通常のうつ病と同様に、精神療法などの治療がうつ病に効果があるだけではなく、薬物療法としての抗うつ薬・SSRIや抗不安薬やその他に漢方治療なども効果があります。
しかし、女性のうつ病の契機が、ライフイベント・生活環境の変化に起きやすいという点からも、育児や家事などのサポート、会社での身体や精神症状面の配慮といった周囲の理解による環境支援というのも、女性のうつ病治療という点において、効果があるというのも特徴なのです。
女性のうつ病にかかりやすい方の傾向は、頑張り屋さんだったり、周囲との調和を重んじたりする傾向があるとも指摘をされております。 結果として、知らず知らずのうちに無理をしすぎて体調を崩てしまう事も多いのです。精神療法とは主に、定期的な外来通院を通して医師が働きかけを継続的に行う治療方法です。 もちろん、お一人お一人の考え方のクセや特性は異なります。 当院は、お一人お一人の症状に応じて、支持療法や認知行動療法などの治療方法を組み合わせて提案をさせて頂いております。
うつ病では、脳のストレスホルモンの低下などの影響の為に、脳の機能不全が起き、結果として思考がまとまらない、落ち込みが止まらないなどの症状が出てしまいます。 抗うつ薬でもあるSSRIを主体をした治療で、脳の神経伝達物質であるセロトニンの量の調整を行います。 患者様の症状に応じては抗不安薬や睡眠薬を併用して治療を行うこともあります。
生活環境の変化やライフイベント、更には体調の変化に関連して、女性のうつ病は発症しやすいと言われております。 体調不良であるにも関わらず、仕事や家事などを多く抱え込んでしまっている、あるいはこなさなくてはいけない状況にある事や、また、人間関係や仕事・家庭で辛いことを周囲の人たちになかなか伝えたり分かってもらう事ができずに過ごしている方も非常に多くみえるのです。 そのような状況を理解してもらったり、軽減するために周囲に配慮サポートをしてもらうだけでも、本人の負担や辛さの軽減に少しずつ繋がることも多く非常に大切です。
決して稀でないうつ病という疾患であるからこそ、女性のうつ病は適切なタイミングでの受診や治療の必要性が重要とされており、治療の面でも周囲のサポートや、周りからの症状の気づきなど、周囲の理解や支援が大切なのです。
2019.06.302024.03.30
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